
2025年4月12日(土)に開催されたKSDマンドリンアンサンブル「名曲コンサート」に行ってきました。
開催場所は「STUDIO VIRTUOSI(スタジオヴィルトゥオージ)JR大久保・新大久保駅から徒歩5分の所にある音楽スタジオで行われました。新大久保周辺は人がわんさかいましたが、半地下のスタジオなので静かな空間で演奏に集中することができました。
今回のようなミニスタジオでのマンドリンアンサンブルの演奏を聴くのは初めてでした。少人数の編成ですが音がまとまって聞こえて、しっかりと響いてきてとてもよかった!演奏者との距離が近いため、奏者の動きもわかりやすく目と耳で楽しめました。
今回名曲コンサートということで、どこか聞いたことのある曲が多く気軽に聞けるのが良かったと思いました。自分はポップス曲がマンドリンでアレンジされたらどんな感じになるか想像するのが好きなので、名曲のマンドリンアレンジが生でたくさん聞けて嬉しく思いました。
第1部 世界のポップ名曲編
第1部は世界のポップ名曲編ということで以下の曲順で演奏されました。
- ムーンリバー/H.マンシーニ
- 人生のメリーゴーランド/久石譲
- ヘイ・ジュード/レノン-マッカートニー
- 楽器紹介
- ひこうき雲/荒井由実
- アイドル/Ayase
- ニュー・シネマ・パラダイス/E.モリコーネ
聞いたことがある名曲ぞろいですね!
どの曲もマンドリンの音色に合っていて、聞いていて癒されるとても穏やかな気持ちになりました。比較的に穏やかな曲が続く中で始まる「アイドル」の異質さが会場の雰囲気をガラッと変えてきてより演奏に引き込まれました。サイリウムがあれば振りたくなるような疾走感のある演奏がのりのりになれる曲でした。
個人的にヘイ・ジュードとニュー・シネマ・パラダイスの盛り上がり方が気持ちよく、ニューシネマパラダイスでは同じフレーズの盛り上がりが何度もあるのですが、一つ一つ音量差があり段々と音量が上がっていくのが伝わって飽きない演奏になっていました。
第2部 マンドリンオリジナル・クラシック名曲編
第2部ではマンドリンオリジナル・クラシック名曲編ということで以下の曲順で演奏されました。
- 愛の挨拶/E.エルガー
- ウィーン我が夢の町/R.ジーツィンスキー
- 詩人の瞑想/G.マネンテ
- 杜の鼓動 魂の還る場所/丸本大吾
- プレリュード2/吉水 秀徳
2部からはスタジオの照明が少し減り、クラシックの雰囲気がある中での演奏でした。
ウィーンと詩人は聞いたことがなかったのですが、どちらも好きになりました。杜の鼓動とプレリュ―ド2は昔演奏したことがあったのでやっぱり名曲だなと感じました。
ウィーン我が夢の町はチェロとドラのメロディーやマンドリンとギターのメロディーといった各楽器に注目できる所があり、それぞれの音色が聞けて楽しい曲だと思いました。ある所で目の前がパッと明るくなるような所があり、…あっ好きってなりました。
プレリュード2の速度変化がすばらしいと思いました。指揮者ありでの演奏しかしたことがなかったので、アンサンブルでの奏者同士の息の合ったテンポの変化が気持ちよかった。
プレリュード2で印象に残っているのは全員が同じ動きで弦を鳴らす所(タタンタタタッタタンタタタッ 伝わります?)の最後で全員が音を止めたところ、一瞬会場が無音になったところがうおーっ!かっこいい!となりました。しびれました。
まとめ
とても楽しい演奏会でした。奏者の楽しそうに弾いている顔や動きでこちらも楽しい気持ちになりました。曲も穏やかな曲、アップテンポな曲、聞きごたえのある曲と飽きない構成で最期までわくわくして聞くことができました。
顔を上げて、身体を起こして弾くであったり、アイコンタクトや互いの動きを見るであったりアンサンブルの大事な所が詰まっている演奏だったと思います。とても勉強にもなりました。それぞれの音を出すタイミングが揃っているからなのか音がより大きく聞こえてくるのも印象的でした。
ミニスタジオだからなのかわかりませんが低音パートの音が響いてくるのが気持ちよく、スタジオ全体を揺らしているのかと思いました。
KSDマンドリンアンサンブルさんの「名曲コンサート」聞いて楽しい、見て楽しい演奏会でした。また次回があればぜひ聞きに行きたいと思いました。
KSDマンドリンアンサンブルさん楽しい演奏会をありがとうございました!
KSDマンドリンアンサンブルさんの第17回コンサートが2025年10月19日(日)に開催されるようです。公式SNSをチェックチェック!
演奏を聴きに行かれた方や、今回の記事で興味を持たれた方はぜひコメントに感想を残していただけたらと思います!
コメント